千葉県北部に位置し、都心から40キロメートル、成田国際空港へは東へ15キロメートルの距離となる佐倉市。
市の東西を京成電鉄本線、JR総武本線・成田線が通り、都心までおよそ60分、成田空港や千葉へはそれぞれ20分でアクセスすることができます。また市内には新交通システムによるユーカリが丘線が運行し、バス路線とともに各駅と住宅地を結ぶ市民の足となっています。
道路は、市の南部に東関東自動車道と国道51号が走り、それぞれ東京と成田を結ぶほか、国道296号が市を横断する主要な生活道路となっています。

市北部に位置している印旛沼と周辺の河川沿いでは、市内最古の土器が見つかった岩富漆谷津遺跡、上座貝塚や間野台貝塚、吉見稲荷山遺跡、井野長割遺跡、宮内井戸作遺跡、吉見台遺跡、遠部台遺跡などの遺跡が相次いで発掘され、石器時代から佐倉で多くの人々が暮らしていたことを現代に伝えています。
また市の中心部には、戦国時代に鹿島幹胤によって築かれた佐倉城址公園があります。天守閣は残されていませんが、天守閣跡、空堀などの城の遺構はそのまま残され、当時の面影をしのぶことができます。
また近年では昭和のプロ野球界の大スターであった長嶋茂雄氏の出身地であったり、シドニーオリンピックのマラソン競技で金メダルを獲得した高橋尚子さんの練習拠点となっていたなど、スポーツともゆかりの深い街となっています。