世界からの日本の玄関口である新東京国際空港を要する成田市。空港のイメージとは一転して、空港周辺以外はのどかな田園地帯が広がっています。現在でも農業が盛んで、千葉県の名産として知られる落花生は八街市と並び県内でも有数の収穫量を誇っています。
市内には京成本線とJR成田線が通り鉄道でのアクセスも良好であるほか、東関東自動車道と圏央道が通り、都心および県都である千葉市へのアクセスも良好です。また近年では国際ビジネス・イノベーションの拠点として国家戦略特区に指定され、国際空港のおひざ元ならではの取り組みも行われています。

成田のランドマークといえば成田空港を思い浮かべる方も多いかと思いますが、開基1000年以上の歴史を誇る成田山新勝寺も忘れてはいけません。真言宗智山派の大本山として関東でも有数の参拝客数を誇り、年間を通して家内安全、交通安全などを祈る護摩祈祷に訪れる人たちで賑わっています。広い境内に大小さまざまな建造物が並び、建造物のうちの5棟が国の重要文化財に指定されています。駅から続く参道にも趣があり、成田名物の落花生や栗ようかん、うなぎ屋などが軒を連ね、庶民の信仰の場としての雰囲気を感じることができます。
また市全体で起伏が少ないことからゴルフ場の数も多く、11施設で年間43万人の利用者が訪れます。これは県内のトップ10に入る人数で、都心からのアクセスが良好ということが理由のひとつとなっています。