フーガは、これまでの伝統的な高級車の枠を超えて、優れたドライビングフィールと豪華で高級なインテリアが乗る人の心を刺激する新しい高級スポーツセダンです。
フーガは、日産を代表する高級セダンセドリック&グロリアに継ぐモデルとして、2004年10月に初代Y50型が発売されました。
フーガは、数々の先進技術、躍動感ある美しいボディデザイン、高級感の高い広く快適な室内空間から高い評価を得ており、2代目フーガより、北米を中心にインフィニティQ70の車名で高性能・高品質なプレミアムセダンとして販売されています。
肌触りがよく、耐久性に優れる柔らかいセミアニリン本革や銀粉をコーティングするなど、華やかさを演出した本木目をインテリアに採用(VIPに標準装備、グレード別にメーカーオプション)しているのが特徴です。
2代目Y51型フーガは2009年に発売され、2015年のマイナーチェンジでは、全方位運転支援システムとして約60km/hでも衝突回避が可能なエマージェンシーブレーキ、上から丸見えのアラウンドビューモニターを全グレード標準装備しました。日産の高級車にふさわしい充実の安全装備が用意されています。
初代Y50型は、V型6気筒2.5Lエンジンと3.5Lエンジンが搭載され、2代目Y51型では、3.5Lエンジンが3.7Lに排気量をアップしました。さらに、ゆとりの動力性能と環境性能を両立した3.5Lエンジン+モーターのハイブリッドモデルも追加されています。
2.5Lエンジンは「環境対応車普及促進税制」に該当するなど環境性能に優れ、街乗りから高速走行までパワー不足を感じさせないトータルバランスに優れたパワーユニットです。
トランスミッションは初代Y50型は5速オートマチック、2代目モデルは7速オートマチックを採用し、いずれも高級車にふさわしいきめ細やかなシフトチェンジとロックアップ領域を最適化させ燃費向上に貢献しています。
フーガのイモビライザー付車の特徴は?
フーガは、盗難の被害を防ぐため、IDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムを装備します。フーガは、2004年10月に発売された初代Y50型より全車イモビライザーを標準装備します。
フーガは全車、インテリジェントキーと呼ばれるスマートキー+プッシュスタートシステムを採用しています。
初稿:2022/5/30
追記:2024/3/13
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フーガの鍵の形状について
フーガのインテリジェントキーと呼ばれるスマートキーに収納されているエマージェンシーキーは、外側にギザギザがある通常の鍵山と同じタイプです。鍵を紛失した場合に、ご加入の自動車保険のロードサービスで鍵開けを依頼して開錠してもらえますが、イモビライザーのID登録はできません。
インテリジェントキーはラグビーボール型
フーガのインテリジェントキーと呼ばれるスマートキーの形状は初代Y50型からすべて楕円形のラグビーボール型です。
日産車共通のデザインが特徴です。
フーガは、日産の高級セダンです。初代Y50型から全グレードで、トランクオープナーがインテリジェントキーから操作可能です。インテリジェントキーのボタンは、施錠・開錠・トランクオープナーが縦に3個装備されます。
日産の高級セダンフーガはイモビライザーを装備
フーガは、シーマの高級感とスカイラインの走行性能を合わせ持つ高級スポーツセダンです。優れた動力性能と低燃費で圧倒的なパフォーマンスを発揮する独創のハイブリッドシステムを搭載するなど人気があることから盗まれやすい車とされています。
盗難の被害を防ぐためフーガにはIDコードが登録された正規のキー以外ではエンジンが作動しないエンジンイモビライザーシステムが装備されています。
インテリジェントキーの電池残量が少ない場合
インテリジェントキーの電池残量が少ない場合、電池がなくなった場合は、ブレーキを踏んでスタートボタンを押しても起動しません。
電池がなくなってしまった場合には、シフトポジションが「P」であることを確認して、インテリジェントキーの裏の部分をスタートボタンに接触させます。「LOCK」の表示が出てから10秒以内にスタートボタンを押すとエンジンが始動します。
なお、この方法でエンジンを始動させた場合には、早めに電池交換を行ってください。
電池交換は、インテリジェントキーの横にあるプッシュスイッチを押し、エマージェンシーキー(メカニカルキー)を引き抜きます。インテリジェントキーにキズをつけないように注意してケースを開けるとコイン型の電池が入っていますので交換しましょう。
フーガのインテリジェントキーの電池はCR2025です。
常に電波を出し続けているインテリジェントキーの場合、電池の寿命は1年から2年で、電池が少なくなった旨の警告表示が表示されたら、早めの電池交換と、スペアキーの電池も消耗していますので、同時に交換することをおすすめします。
CR2025は電池容量が少ないため、電池交換頻度が高まります。厚さが0.7mm厚いCR2032も日産のインテリジェントキーに入ります。CR2032を使用することで電池が長持ちするため、交換頻度が少なくなります。取扱説明書には記載されていませんので、自己責任かつ、無理には入れないでください。
日産フーガが販売終了となってしまった原因(ファンがいるだけに惜しまれる)
日産フーガが販売中止になった理由については、複数の要因が挙げられています。具体的には以下のようなものがあります。
- フーガの需要低迷:フーガは、セダン市場においてトップクラスの価格帯に属する高級車であり、需要が低迷していたことが一因として挙げられています。
- エンジン不具合問題:フーガに搭載されたV6エンジンにおいて、冷間時の異音や、オイル漏れなどの不具合が報告されていたことが問題となり、一部のユーザーから不満の声が上がっていました。
- 経営戦略の見直し:日産自動車は、2019年に新たな経営戦略「Nissan NEXT」を発表し、収益力の向上を目指すことを明らかにしました。この中で、フーガは中核車種に位置づけられていなかったことが、販売中止の決定に繋がったとされています。
以上のような要因が重なり、日産フーガは販売中止となったと考えられます。
世の中的にはミニバンやSUVとKカーだらけなので、そんな中でセダンが嫌われていくのは日本市場では仕方ないのかもしれません。勿論世界的にみてもミニバンやSUVの需要はあり、戦略的な転換とすればもっともな選択といえばそうですね。
日産フーガの魅力的な部分とは
日産フーガは、その上質な室内空間、豊富な快適装備、そして優れた走行性能で知られる高級セダンです。室内では、柔らかいセミアニリン本革や本木目の使用により、高い質感と特別感が演出されています。快適装備として、アロマディフューザーやゆらぎ風機能を備えたフォレストエアコンがあり、清潔で心地よい空気を車内に提供します。
フーガの走行性能は、ハイブリッドモデルが日産独自のハイブリッドシステムとV6 3.5L DOHCエンジンを組み合わせ、圧倒的なパワーとダイレクト感のある走りを提供します。ガソリンモデルでは、VQ37VHRエンジンによる力強い加速感と低回転域での扱いやすさを実現しています。
BOSE®サラウンド・サウンドシステムや20インチアルミホイールを装備したType Sグレードは、スポーティな走りとダイナミックな外観を楽しめます。さらに、各エンジンタイプにプレミアムインテリアパッケージやVIPグレードが用意され、高い質感の内装やリクライニング機構付きの後席など、より快適で贅沢なドライブ体験を提供します。
フーガは、走行性能、快適性、そして贅沢な装備が魅力のプレミアムセダンです。興味がある方は、これらの特徴を試乗を通じて体感してみることをお勧めします。
フーガのイモビライザー付きの鍵トラブルは鍵業者へ連絡
フーガでイモビライザー付きの鍵を紛失したなどトラブルの場合、カギのトラブルなどを取り扱う業者に連絡するのがベストです。トラブルが発生した場所まで出張し、鍵開けから、コンピューターのリセットを行い、コンピューターのリセット作業、イモビライザーの登録が可能です。フーガは2004年10月に発売された初代Y50型より全車イモビライザー装備します。エンジン始動方法は全車プッシュスタートシステムを採用しいます。
鍵業者に連絡する場合は、年式や型式、カギの種類、エンジンの始動方法、トランクオープナーがあることなどわかる情報をすべて伝えるとスムーズです。
鍵業者に依頼することで、30分から1時間の作業で完了し、車が使用できる状態になりますが、ディーラーにお願いする場合には、ディーラーまでのレッカー移動および、コンピューターの交換が必要とされ、スペアキーが無い場合約1週間クルマが使用できない状況になる可能性があります。