車に乗った時に「電池の残量が少なくなっています」と警告がメーターパネルに表示されたり、リモコンキーの場合、ボタンを押しても反応しないことが多かったりしませんか?
スマートキーやリモコンキーの電池がまもなく切れるサインです。
スマートキー搭載車は、ドアに鍵穴が見当たらなかったり、電池が切れた場合のエンジン始動方法がわからないと困ってしまいます。
電池が完全に切れる前に電池交換をすることが大切です。
今回は、車の鍵の電池が切れてしまった時の対処方法について、スマートキーやリモコンキーの電池交換方法やドアの解錠方法、エンジンの始動方法など、いざという時に参考にしていただきたいこと、電池切れを防ぐ方法など紹介します。
初稿 2022/11/5
追記 2024/3/13 2024/5/25
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電池が少なくなっている警告を見逃さない
スマートキー搭載車は、電池が少なくなると「電池の残量が少なくなっています」といった表示が出ます。この表示が出たら速やかに電池交換をおすすめします。
文字で表示されない車種の場合、鍵マークの真ん中に線が入っている警告灯が点滅していれば電池切れが近いサインです。
鍵のマークが点灯したり点滅したりした場合、放置せずディーラーに相談するなどのアクションを行いましょう。システムの異常も考えられますので早めの対処をおすすめします。
スマートキーの電池切れは早い
スマートキーは常に微弱な電波を出し続けています。
鍵を差し込んでエンジンを始動するワイヤレスキーの場合は、電波を出すのはボタンを押した時のみのため、3年以上長持ちすることが多く、電池交換の頻度は少ないでしょう。
スマートキーの場合は、1年から2年で電池切れとなります。
車検の都度、1年毎など定期的に電池を交換することは電池切れを防ぐ有効な方法です。
また、スペアキーも微弱な電波を出し続けていますので、メインキーの電池を交換するタイミングで同時交換することをおすすめします。スマートキー自体の小さいLEDが点滅するような仕組みをもったスマートキーやイモビライザーもあるので、自分のスマートキーの電池切れ時にどのような警告がでるのかなども確認しておくと良いかもしれません。よく勘違いされやすいパターンの警告として、メーターパネルにある鍵の赤いや青(鍵のマーク カギのマーク)などの点滅している警告表示はスマートキーの鍵の電池切れ傾向ではないので注意が必要です。
早めに電池交換をしよう
電池切れが近いサインを確認したら、早めの電池交換をおすすめします。
完全に電池切れとなった場合に、スマートキーとしての使用が出来なくなります。
鍵を差し込むワイヤレスキーの場合は、リモコンキーが使えなくなるだけですので、少々不便ですが普通に車のエンジンは始動可能です。
またいざ鍵の電池交換を試みようとしたら、あれ?これどうやって開けるのってなる人も多いかもしれません。はめ殺しになっている場合がおおいので小さいマイナスドライバー等で開ける必要があります。こちらもどこでも開けてよいという事はないので、自動車についているマニュアルに記載があるか又は電池交換を検索すれば日産自動車のホームページが出てきます。
上記のようにやっては見たが自分ではスマートキーの鍵交換は難しいと思う場合は、無理してフタを開けずに専門家やディーラーでやってもらいましょう。スマートキーの電池交換でいつも持ち歩くスマートーが傷がついている・・・だとなんとなく気分も落ちちゃいますからね。
車の鍵の電池交換はどこでできる?
スマートキーもワイヤレスキーも自動車ディーラーやカー用品販売店、ガソリンスタンドで交換可能です。
ガソリンスタンドの場合、同じ規格サイズの電池が無い場合もありますので注意しましょう。
お店にもよりますが、交換費用は1,000円前後が目安で、込み合っていない場合、待ち時間無くすぐに完了します。
自分でも簡単に交換可能
スマートキーやワイヤレスキーの電池交換方法は、車の取扱説明書に載っています。
スマートキーの場合、小さなツマミをスライドされるなどしてメカニカルキーを引き抜きます。
引き抜いたところにある小さな隙間に、傷防止のための布を巻いた精密マイナスドライバーを差し込みひねってスマートキーのケースを開けます。
メーカーにより形状が異なりますので隙間の位置をよく確認してください。
基盤等を落とさないように慎重に開き、電池を取り出します。
電池には「CR2025」など電池のサイズが記載されていますので、同じ電池を入れて元に戻せば完了です。
ワイヤレスキーの場合は、ビス止めされていることが多いので、精密プラスドライバーでケースを開けて電池を交換しましょう。
スマートキー完全に電池切れ!ドアのロック解除~エンジンの始動まで
スマートキーからエマージェンシーキーを取り出して、鍵穴に差し込んでドアロックをアンロックします。
鍵穴がカバーされていたり、ドアノブの下に隠れている車種もあります。
プッシュスタートタイプの場合、スタートボタンにスマートキーを載せて、ブレーキを踏みスタートボタンを押すとエンジンの始動が可能です。メーカーによってブザーでお知らせすることがあります。イモビライザーはチップのため、電池なしでも反応します。
ツイストノブの場合、ノブのカバーを外してエマージェンシーキーを差し込んでエンジンを始動します。車種やタイプによって異なりますので、取扱説明書で確認することをおすすめします。
そもそもイモビライザーとはどんなものなのか
イモビライザーは自動車の盗難防止装置で、物理的な鍵だけでなく電子的なIDの照合を行うことでエンジンの不正な始動を防ぐ高度なセキュリティシステムです。このシステムが搭載されている車では、登録された鍵の電子的IDと車両のIDが一致しないと、エンジンが始動できないようになっています。イモビライザーは鍵に内蔵されているトランスポンダチップと車両のコンピュータシステムが通信することで機能し、物理的な鍵の複製ではエンジンを始動することはできません。
イモビライザーが装着されているかを確認するには、いくつかの方法があります。車のメーター周りに「セキュリティインジケータ」として知られるランプがあり、これが点滅(鍵のマークなど 各種メーカーによって メーターでの表示方法や鍵の点滅方法が違う)しているのを確認することで、車にイモビライザーシステムが搭載されているかを知ることができます。また、スマートキーなどの進化した鍵を使用している場合、その鍵自体がイモビライザー機能を有している可能性が高いです。なお、車種によってはイモビライザーが標準装備またはオプション装備となっているため、具体的な装備状況についてはディーラーに問い合わせるか、マニュアルを確認するのが確実です。
イモビライザーの合鍵は作成可能ですが、通常の合鍵作成よりも高度な技術が必要で、費用もかかります。合鍵作成時には、新しい鍵のチップを車のコンピュータシステムに登録する必要があります。万が一鍵を失くした場合は、鍵を作成できるディーラーや鍵屋に依頼することになります。急いでいる場合は出張鍵屋の方が迅速に対応してくれる可能性が高いです。
まとめ
車の鍵の電池が切れてしまってもエンジンの始動は可能ですが、スマートキーの場合はエマージェンシーキーを取り出すなどスマートに操作できなくなります。
電池が少なくなったサインが出たら早めに交換または、定期的に交換することをおすすめします。
車の鍵の電池交換は、ディーラーやカー用品販売店、ガソリンスタンド等で可能ですが、自分でDIYも可能です。