賃貸物件の合鍵は勝手に作って良いのか？

賃貸物件に住んでいると、無くしてしまう不安や、家族または彼氏彼女へ合鍵を渡したいなどの理由で合鍵が欲しくなります。
ホームセンターで簡単に作ってもらえそうですが、勝手に合鍵を作って良いものかと疑問を持ちます。

今回は賃貸物件で、合鍵が欲しくなった時の対応方法について詳しく紹介します。

合鍵は勝手に作れない

賃貸物件のアパートやマンションの合鍵を作成する場合は、管理会社または大家さんの許可が必要です。
賃貸物件所有権は、管理会社や大家さんにあるため、勝手に合鍵を作ることは出来ません。

合鍵が必要な場合は、その理由をしっかり管理会社や大家さんに伝えて、許可を得てから作りましょう。

合鍵を作れる場所は？

合鍵を作っても良いと許可をもらったら、早速作りたい！作れる場所を見つけましょう。
賃貸物件の合鍵を作れる場所は、ホームセンターや大規模ショッピングモールにあることが多く、靴やカバンの修理を行うお店で、合鍵の作成を行っていることもあります。

なお、セキュリティの高いディンプルシリンダー錠の場合、ホームセンターや大規模ショッピングモールにある鍵屋の場合は、その場で作成できない店舗もあります。
近くに鍵のトラブルを扱う専門店がある場合は、専門店へ依頼することをおすすめします。

スマートフォンなどを利用して、現在地から近い合鍵作成のお店を検索することが出来ますので利用してみましょう。

賃貸物件の合鍵作成費用相場

賃貸物件の合鍵作成費用は、鍵の種類によって異なり、メーカーによっても若干の差が生じることがあります。
賃貸物件で使われている鍵の種類には主に3つあり、種類別に相場を紹介します。

ディスクシリンダーキー

ディスクシリンダーキーは、鍵の両方の外側にギザギザがある鍵で、多くの賃貸物件に使用されています。主に、アパートや築年数の経過したマンションに多く見られ、3種類の鍵の中で最も低コストで作成可能です。

ホームセンターや大規模ショッピングモールにある鍵屋でも容易に作成可能で、作成費用は700円前後です。
作成にかかる時間は、10分前後で、他の買い物を済ませている間に作成完了します。
ディスクシリンダーキーの場合、元の鍵が折れている場合でも作成可能なケースもあります。

ピンタンブラーキー

ピンタンブラーキーは、鍵の片側にのみギザギザがある鍵です。
ディスクシリンダーキー同様、ホームセンターや大規模ショッピングモールにある鍵屋でも容易に作成可能で、作成費用は1,000円前後です。
作成にかかる時間は、10分前後で、他の買い物を済ませている間に作成完了します。

しかし、通常のピンタンブラーキーよりもセキュリティが高い特殊な鍵を採用している場合には、取り寄せとなったり、ホームセンター等で対応できない場合もありますのでご確認ください。

ディンプルシリンダーキー

ディンプルシリンダーキーは、鍵の内側に溝が彫られている、丸い溝が点々と彫られているタイプの鍵です。
新しいアパートやマンションに採用されていることが多く、新築物件にお住いの場合、確認してみましょう。

ディスクシリンダーキーよりも複雑な構造で、セキュリティが高いのが特徴です。
ホームセンターや大規模ショッピングモールにある鍵屋では、メーカー発注もしくは断られることもあります。
近くに鍵のトラブルを扱う専門店がある場合は、専門店へ依頼しましょう。

ティンプルシリンダーキーの場合、作成費用は5,000円前後が相場で、GOALやMIWAなどメーカーと鍵の形状によっても費用が異なる場合があります。
その場で作成が可能な店舗でも作成には約1時間かかります。

セキュリティカードや登録システムがある場合には、その証明書も持参する必要があります。

賃貸物件の合鍵作成の注意点

自己負担で作成した合鍵でも、所有権は管理会社や大家さんにあります。
退去時には、複製した鍵も含めて全て返却する必要があります。

合鍵作成時には、必ずマスターキーで作成しましょう。複製した鍵には誤差があり、そこから複製すると更に誤差を生み、鍵が開けられないケースもあります。
特に、ディンプルシリンダーキーは注意が必要です。

まとめ

賃貸物件の合鍵作成には、管理会社や大家さんの許可が必要です。

合鍵作成は、ホームセンターや大規模ショッピングモールにある鍵屋で可能ですが、セキュリティの高い鍵は、鍵のトラブルを扱う専門店に任せましょう。

合鍵作成費用は、鍵の種類によって異なり、メーカーによっても異なる場合があります。

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