自転車盗難を防ぐポイント

自転車盗難を防ぐポイント

ちょっと借りる感覚であまり悪気がなく軽い気持ちで行われるものから、希少車だけを狙うマニア向けのものまで、幅広い動機が考えられる自転車盗難。他の窃盗被害と比較して、被害に遭われた方を容易に見つけることができる身近な犯罪といえます。ここでは、自転車盗難の傾向と種類および盗難被害に遭わないための対策方法を簡単にご紹介します。

自転車盗難の種類

自転車盗難は大きく分けて3種類に分類することができます。まず一つ目が、悪気はなく軽い気持ちで乗って行ってしまうもの。二つ目が盗難自転車の流通ルートを持つプロによるもの。三つ目が特定の車種だけを狙うマニアによるもの、となります。 この中でもっとも身近に起こりやすいといえるのが、一つ目の軽い気持ちで乗って行ってしまうものでしょう。ちょっと借りる感覚で、使えそうな自転車に乗って目的地まで行き、それを放置したままにするということも良く起こっています。

狙われやすい自転車

軽い気持ちでちょこっと乗って行ってしまう自転車盗難は、素人によるものが大半となっています。犯行に手慣れていない素人は、まず鍵のかけられていない自転車に目を付けます。無施錠の自転車は周囲から見ても怪しまれないため、ちょっとした隙があればあっという間に盗まれてしまいます。実際に自転車盗難の60%近くが施錠されていない状態で被害に遭っているというデータもあります。 短時間停めておくだけだから大丈夫・・と思うのではなく、わずかな時間自転車を離れるときも鍵をかけるという意識を日ごろから持っておくことが、自転車盗難を防ぐ最大のポイントといえるでしょう。

駐輪場でも油断は禁物


路上に停めてある自転車は盗まれやすいと思われがちですが、自転車盗難の被害場所の半数を占めているのは実は駐輪場となっています。駐輪場は人通りが少ない場所が多く、鍵をかけていない自転車もたくさん停められていることから、犯行に及びやすい場所でもあります。「駐輪場は管理人もいるし安心」と思われがちですが、管理人も利用者一人一人の顔を完全に覚えているわけではありません。どの場所に停めるときも鍵は必ずかけておくことを肝に銘じておきましょう。

防犯登録を忘れずに


自転車を購入すると、購入店から必ず防犯登録について尋ねられますが、これは任意ではなく自転車利用者の義務となっていますので、必ず行ってください。通販やオークションなどで入手した場合でも領収書や証明書類があれば自転車販売店で登録することができます。