ハイブリッド車のバッテリーが上がりの対処方法とは

ハイブリッド車のバッテリーが上がりの対処方法とは

電気モーターでも走行が可能なハイブリッド車でバッテリーが上がってしまった時、どのように対処すれば良いのか?そもそもハイブリッド車もバッテリーが上がるのか?ハイブリッド車のバッテリーってどこ?などハイブリッド車の仕組みをよく理解していないと、いざという時に困ってしまいます。

電気モーターでも走行が可能なハイブリッド車でバッテリーが上がってしまった時、どのように対処すれば良いのか?そもそもハイブリッド車もバッテリーが上がるのか?ハイブリッド車のバッテリーってどこ?などハイブリッド車の仕組みをよく理解していないと、いざという時に困ってしまいます。 今回は、ハイブリッド車のバッテリーが上がったときの対処方法について、ハイブリッド車の注意点についても紹介します。

今回は、ハイブリッド車のバッテリーが上がったときの対処方法について、ハイブリッド車の注意点についても紹介します。

ハイブリッド車には2種類のバッテリーが搭載されている

ハイブリッド車には、大容量の駆動用バッテリーとハイブリッドシステム起動用及び電装用の補機バッテリーが搭載されています。

駆動用のバッテリーは、ニッケル水素やリチウムイオンを使用しており、駆動用モーターを動かすほかに、エアコンも稼働させます。
補機バッテリーは通常の車にも使用されている12Vのバッテリーを使用しています。この補機バッテリーが上がってしまうことでハイブリッドシステムの起動が出来なくなります。

補機バッテリーが上がってしまったら…

ハイブリッド車の補機バッテリーが上がってしまったらエンジンがかからないため、その場から移動できなくなります。
JAFやご加入の自動車保険のロードサービスを利用して救援してもらう方法と、ブースターケーブルによるジャンプスタートを行う方法があります。

なお、一度バッテリーが上がってしまったら再び上がる可能性が高いため、救援してもらった後は早めにバッテリーを交換することをおすすめします。

補機バッテリーは通常のバッテリーと互換性が無く、水素ガスを車外に逃がすためのホースが装着されています。補機バッテリーは、シート下やトランクルームに装着されているため、通常の鉛バッテリーを使用すると水素ガスが車内に充満し大変危険です。
購入時には、制御弁式バッテリーであることを示す記号「S」が付いている(例:S42B20R)専用バッテリーを選びましょう。

ロードサービスを利用する方法

JAFに加入している場合、バッテリー上がりは無料で対応してもらうことができます。
非会員の場合は13,130円かかります。
JAF非会員でもご加入の自動車保険のロードサービス特約でバッテリー上がりを無料で対応してもらえる可能性がありますので、ご加入の保険会社に連絡してみましょう。
特約のみの利用は、翌年の保険料に影響しませんので安心です。

ケーブルによるジャンプスタート

万一のバッテリー上がりに備えて、ブースターケーブルを持ち歩くことをおすすめします。
ブースターケーブルがあることで、他の車から救援してもらうことが可能です。

ジャンプスタートの手順は、ヘッドライトやエアコンなど全てオフであることを確認し、救援される側のヒューズボックス内にある+端子に赤いケーブルを接続(トヨタ、レクサスのハイブリッドと日産e-power)し、救援車のヒューズボックス内にある+端子に赤いケーブルを接続します。
救援車の-端子に黒いケーブルを接続し、救援される側の車のエンジンフックやブロックに接続します。

救援車のエンジン回転を2000回転付近まで上げながら、救援される車のハイブリッドシステムを起動します。無事起動したら、ケーブルを逆の手順で外します。

なお、THS(トヨタハイブリッドシステム)、日産e-powerの車からの救援は不可ですので注意しましょう。

ハイブリッド車は高電圧の配線もあり、不安な場合は救援依頼が安全です。

補機バッテリーの寿命

ルームランプの点けっぱなしや半ドアでルームランプが点灯したまま放置してバッテリー上がりを起こしてしまう以外で、バッテリーの経年劣化による寿命があります。

ハイブリッド車の補機バッテリーの寿命は走行距離によっても変わりますが、概ね4~5年です。一般的なガソリンエンジン車寄りも長持ちする傾向にありますが、短距離走行を繰り返すなど、ハイブリッドシステムの起動回数が多いなど補機バッテリーを多用している使い方の場合は車検2回に1回(4年)での交換をおすすめします。

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